第16回 読書会レポート 2018年5月6日(日)

第16回目の博多で読書会は、9名(うち初参加の方4名)で開催しました。

GW最終日(しかも雨)で朝から少し憂鬱な気分でしたが、今日も色んな分野の本が集まり、晴れ晴れとした気分で一日を過ごすことが出来ました^^。

毎回初参加の方もいるので、最初にいつも簡単な自己紹介を行っています。
そこでいつも読書会に来た動機(きっかけ)をお話頂くのですが、やはり最も多いのが中々本の情報交換をする場所がないということが多いようです。

本を購入し読み終える-
どうしてもインプットで終わってしまいがちな読書ですが、同じ趣味を持った人たちと話しアウトプットの経験を積むことで、ただ読んで終わってしまいがちな読書の効果を何倍にもすることが出来ます。
また、そこから読みたい本を新たに見つけたり、出会った人と連絡先を交換して仲良くなったりしてくれると、「今日も開催してよかったな~」と、とても嬉しく思います(^^)

今日は5・4人のグループに分けて行いました。
今回ご紹介頂いた本↓

 

ご紹介頂いた本①
『ハゲタカ』(講談社文庫)■真山 仁

私が紹介した本です。
紹介の順番はいつもじゃんけんしたりランダムに決めるのですが、最近なぜかトップバッター続きです笑。

実家の親の本棚から頂戴してきた本です。
この本をきっかけに、真山仁さんの本を読み漁るようになりました。
経済小説が多い著者の、代表作です。

アメリカ投資ファンドの社長である主人公・鷲津が、瀕死状態の日本企業を買い叩き再生へと導く。
「ファンド?企業再生?難しそう!無理無理~!!」と思ってしまうのですが、読み進めると手が止まりません。
堅苦しい金融話をストーリー仕立てに面白く描いているので、勉強にもなります。

ご紹介頂いた本②
『木漏れ日に泳ぐ魚』(文集文庫)■恩田 陸

Fさんに紹介頂いた本です。
勝手なイメージですが、タイトルが恩田さんぽいですね~。

別れることが決まった2人の男女。
その別れの最後の一日を描いたミステリー。
時間がゆっくり進んでいく物語だと、登場人物の細かい心理描写や小さな出来事を大きく膨らます作家の筆の力を垣間見ることができます。文章の面白さをより味わうことができるような(気のせいか?)。

物語の2/3は伏線で少し退屈するようですが、残りの1/3が見事にハマった時、面白さが湧いてくるのだそう。
少し読む人を選ぶ本なのかも知れません。
タイトルの意味も気になる。

ご紹介頂いた本③
『本を読む人だけが手にするもの』(日本実業出版社)■藤原 和博

初参加のMさんに紹介頂いた本です。
このタイトルが本屋に並んでいたら、思わず手を取らずにはいられないだろうな。

この本をきっかけに、本のすごさ・読書の意味に気付き、読書人生をスタートさせたというMさん。
本の中で色んなテーマに沿った本(子どもに読ませたい本/ビジネスパーソンが読むべき本など)が紹介されているそうで、自分にぴったりの1冊が見つかりそう。
また、その中から見つけた喜多川 泰さんの本に感銘を受け、本だけでなく講演にも行かれているそうです。

喜多川さんの本には第8回読書会レポートで一度紹介がありましたが、かなりおすすめです。

 

ご紹介頂いた本④
『伝えることからはじめよう』(東洋経済新報社)■高田 明

初参加のUさんに紹介頂いた本です。
「ジャパネットたかた」創業者である高田社長の自著作です。

特徴ある声が印象的で、本業の番組よりかはモノマネされているのを見て覚えた記憶があります笑。
現在MCは退任し、今やテレビで見ることはなくなった高田社長。
日本を代表する通販番組創業の裏にあった、苦難・努力の軌跡-。

地元長崎の小さなカメラショップから商売をスタートさせた社長の自著は、先月4月の日経「私の履歴書」でも取り上げられておりました。
イメージが180度変わります。

ご紹介頂いた本⑤
『旅猫リポート』(講談社文庫)■有川 浩

Dさんに紹介頂いた本です。
猫が主人公の小説。

猫!
良いですね。猫飼いたい!
全く関係ないですが、twitterで可愛い猫動画を定期更新しているアカウントをフォローしてみたら、同じような「猫動画アカウント」さん達にたて続けにフォローされ、タイムラインが猫動画だらけになってしまいました。
最近は単身世帯が増え、世話に時間のかからない猫が犬より人気みたいです。

話が逸れました。
瀕死寸前のところを拾ってくれた主人公と暮らし始める野良猫(ナナ)。
人間の言葉がわかるという設定で進んでいく猫目線のストーリーで、ツンデレな猫の気持ちがわかるかも(?)

ご紹介頂いた本⑥
『架空OL日記1・2』(小学館文庫)■バカリズム

Hさんに紹介頂いた本です。
独特な世界観が印象的なバカリズム氏ですが、本も出しているとは。

その内容と言うのが面白すぎます。
OLになりきって書いたブログを基にしているようですが、まずその発想がもう常人離れ(笑)。
普通の人ならそんな発想思いつかないし、なぜそれをやろうと思ったのか(笑)。

人間観察するのが得意なんですかね。
この人特有のシュールな面白さが味わえそう。
ちなみにどうでもいいですが、都道府県を持つならどこ?というネタが好きです。

ご紹介頂いた本⑦
『図書館の魔女 第一巻』(講談社文庫)■高田 大介

初参加のHさんに紹介頂いた本です。
全四巻のファンタジー小説。

第45回メフィスト賞受賞作品。
ファンタジーに疎い私は、今回初めて知る本でした。

人を言葉で動かす「魔女」を中心に繰り広げられる物語。
この主人公の声を持たない少女、図書館の魔女がどう世界を変えていくのか。
ファンタジーに疎い私は、全く想像がつきません。
すごい能力を持つ人物が出てくると、もし自分がそうなったら・・という妄想についつい耽ります。
大人になると夢を追うことが少なくなってしまうので、妄想で脳に栄養を与えることも必要なのかな。

※下記は別グループでしたので、写真だけ簡単に紹介させて頂きます。

ご紹介頂いた本⑧⑨
『セイギのチカラ』(宝島社文庫)■上村 祐
『調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論』(幻冬舎文庫)■斉須 政雄

 


なんか聞いたことある


これは好みなにおいがする..

 

 

最後に少しグループで話をしていたのですが、この博多で読書会もそろそろ新しい企画を加えていければなと思います。
一応案としてあるのが、、

①居酒屋で飲み会形式にして参加者同士の交流をメインにした会
②課題本を設定した会
③年齢・性別限定
④聖地巡礼巡り(ハードルやや高)
⑤ゲストを招く(ハードル高)

他にもこういった企画があればいい!という意見があれば、メッセージ大募集です♪
ご参加頂いた皆さんありがとうございました(^^)

次回は5月20日(日)開催です♪

☆本日の読書会の様子