第22回 読書会レポート 2018年7月21日(土)

第22回目の博多で読書会は、10名(うち初参加の方3名)で開催しました。

今回はいつもの博多駅のカフェから場所を変え、千代県庁口駅ので開催しました♪
博多駅だとアクセスは抜群なのですが、その分人も多く少し気が散ったりすることもありました。やっぱり読書は自分との対話だと思うので(?)、落ち着きがありリラックスできる環境でこそ楽しめる、ということでここを選択。

今日は本当に時間があっという間でした。
暑い陽射しにスーっと微炭酸を注いでくれたような、心地よい刺激を味わいながら終えることが出来ました。

 

今回ご紹介頂いた本↓


ご紹介頂いた本①
『腑抜けども悲しみの愛を見せろ』(講談社文庫)■本谷 有希子

初参加のOさんに紹介頂いた本です。
人とはかけ離れた特別な才能があると絶対的な自信を持つ主人公。
そこまで自分に自信の持てる人は少ないと思いますが、大舞台で活躍するには根拠のない鼓舞が必要なのかもしれない。

決して幸せなハッピーエンドではないにしろ、この主人公を通じて自信・謙虚さの持ち方を少し見つめ直すことが出来るかもしれません。


自信を持つことも大事です


ご紹介頂いた本②
『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語』(PHP研究所)■氏田 雄介

Bさんに紹介頂いた本です。

ハッシュタグインスタ小説。
巷では話題になっているそうですよ。

54字の限られた文字数の中で繰り広げられる世界。
笑いあり驚きあり感動あり。
5・7・5でも、140字でもなく、54字ってのが絶妙だな~。

スラスラと物語を5個10個作ることが出来る人は、素晴らしく右脳が発達しているんでしょうね。


twitter「54字の物語」で検索


ご紹介頂いた本③
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)■佐藤 航陽

初参加のKさんに紹介頂いた本です。
お金とは何か?お金の価値は今後どう変わっていくのか?

お金に関心がない人はいないので、間口のあるテーマで色んな意見が飛び交いました。

これからの時代、お金以上に価値の高まるものは何でしょうか。
情報や感情を動かすもの(感動・未知の経験)、自己実現..。
ベーシックインカムが普及すれば、無職でお金を稼がなくとも生きていける世の中になるかもしれません。

そうなった時、自ら市場価値を生み出せるような人でありたいですね。

お金<感動・実現


ご紹介頂いた本④
『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮社)■森下 典子

Kさんに紹介頂いた本です。

日常の中にあるちょっと小さな喜び。
それが当たり前だと思っていたことが、実は自分の心を穏やかにしていたり。
ある時特別な思い出に変わったり、点と点が繋がったり。

何これ?意味あんの?としぶしぶ手を動かしていることも、振り返ると自分のかけがえのないものになっていたりしますよね。

お茶を通じて描かれる小さなほっこり、日本人でこそ感じられる癒しがあるかもしれない。


抹茶苦手、でもアイスは好き


ご紹介頂いた本⑤
『火の粉』(幻冬舎文庫)■雫井 脩介

私が紹介した本です。
ミスった。怖い!怖かった!

“怖い”ってずるい感情ですよね。
続きが気になってしまうから。
主人公の隣に引っ越してくる青年が怖すぎます。
抱え込む狂気の中に誠実さと同情が少し混ざった人間ぽさが出て、他人事のように思えない臨場感。

最後の30ページは更に怖いので、明るい時間帯に読んで下さい☆

基礎体温が下がります


ご紹介頂いた本⑥
『はかれないものをはかる』(青幻舎)■工藤 あゆみ

Sさんに紹介頂いた本です。
オシャレ!笑
イタリアで話題の作品が今年の5月に日本に来たようです。

お金や年齢のように数値化することはできないけれど、生活シーンの中で要所要所に感じる感情の起伏や、熱量などを絵を通じて表現していて、それが丁度いい。
ページをめくっていくと「ああ~」と唸っている自分がいます(笑)。

絵本だからこそ描けるものってあるんですね。
イラストの可愛さも、心に刺さる一つの理由かもしれません。


センスがもう..なんか、追いつかん


ご紹介頂いた本⑦
『わたし、定時で帰ります』(新潮社)■朱野 帰子

Sさんに紹介頂いた本です。
良いタイトルですね~。
タイムリーな話題をズバッと。是非書店で山積みにしてほしい。

何があっても定時で帰ることが信念である主人公と、他にも色んな信念を持った社員達の物語。
早く帰りたい人もいれば、家に居場所がないので敢えて遅めに帰るというおじさんも会社にはいますよね。

どちらが正しいとか答えはないけど、仕事の量や時間は淘汰されていく時代になるので、もし定時に帰った時に何に時間を投資していくかは明確に決めておきたいですよね。

定時で帰れない人達へ~


 

※下記は別グループでしたので、写真だけ紹介させて頂きます。

ご紹介頂いた本⑦⑧⑨
『その女、アレックス』(文藝春秋)■ピエール ルメートル
『美人は「習慣」で作られる。』(幻冬舎)■ワタナベ 薫
『博多うどんはなぜ関門海峡を越えなかったのか』(ぴあ)■サカキ シンイチロウ

 

 


初めての場所で行いましたが、落ち着いた雰囲気が本との相性ピッタリでした。
ここはヘビロテだな。

次回は7月29日(日)開催です☆
時間は10:15~12:00
場所はここTONAGIにしようと思います♪(※決定次第UPします)

今回は本のテーマがあります。
テーマは“コミュニケーション”

コミュニケーション、とひと言で言っても色々あると思いますが、
話し方のスキル・発信の仕方・オンラインでのやりとり・初対面での打ち解け方など、
“話”に関わるものであれば何でもOKです(ざっくり笑)。


そして、もう1つお知らせです。

前回6月にオフ会を実施しましたが、8月に第2回目オフ会を開催することになりました!!
本日読書会を実施した会場「TONAGI hostel&cafe」さんを貸切って、色んなゲームも交えながら盛り上がる会にしたいと思います♪
今回は読書会のメンバーだけでなく、20-30代限定の方なら誰でも参加可能という形にしているので幅広い方々と交流を持てると思います!

8月25日(土)19時~22時です♪
オフ会に参加してみたい、詳しく知りたいという方は一度コチラをご覧ください☆⇒
★20-30代限定☆カフェでオフ会

 

☆本日の読書会の様子
本日ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました(^^)