第64回 読書会レポートー『主催者別読書会③村上春樹の会』ー

第64回目の読書会は8名での開催となりました📚

今回の読書会について

・「周りに本について話せる人がおらず飢えている。ましてや村上春樹について語れる機会なんてない」という方が複数いた。
これだけの本が紹介されながら重複がなかった 😳

・『納屋を焼く』の劇場版である『バーニング 劇場版』がおもしろいらしい。
このように本だけでなく映画や舞台の話も挙がった。

・本の内容についてだけでなく考察的な話も楽しめた。
また、阪神大震災や地下鉄サリン事件によって村上春樹の作品への向き合い方が変わったという、作者の価値観の変遷にまで踏み込んだディープな話ができた。
これらはまさに村上春樹読書会ならでは!

・同じ春樹作品でも人によって解釈や感想がさまざま。
例えば『ノルウェイの森』を読むたびに自分のリズムが整うので何度も読んでいるという方もいれば、この本を読むと精神的に引きづられて 2 度はなかなか読めないという方もいた。

・村上春樹の作品のみならず、村上春樹が影響を受けた海外文学や村上春樹以外で好きな作品についても話が広がった。

紹介された本

参加者本 (あるいは収録作品)
U・Yさん螢・納屋を焼く・その他の短編』より『納屋を焼く』
K・Sさん女のいない男たち』より『木野』
村上さんのところ
村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド
N・Mさんカンガルー日和
T・Mさん遠い太鼓
G・Tさんアンダーグラウンド
約束された場所で
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
神の子どもたちはみな踊る』より『かえるくん、東京を救う』
I・Sさんノルウェイの森
Gさん羊をめぐる冒険
1 冊でわかる村上春樹
野田さん(主催者)中国行きのスロウ・ボート』より『午後の最後の芝生』

 

その他プチ話

他の土地の読書会について聞けて興味深かった。
特に、沖縄には 模合 という互助の風習と読書会を融合させた読書イベントがあるらしくおもしろいなと思った。

主催者の感想など

村上主義者 (村上春樹好き) は村上春樹について語ることに飢えている。そのためフリーテーマの読書会に比べて参加者の熱量がすさまじい。狂おしいほどに楽しい!
初めての主催で緊張したが、同じ村上春樹好きということもあって自然と盛り上がり、楽しい読書会にすることができた。
親切な参加者のみなさんに圧倒的感謝 🙏✨
ぜひとも村上春樹読書会の続きを開催したい。
村上春樹の作品に限定しない村上春樹読書会、つまり村上春樹好きが他に好きな本を紹介しあう会もやりたい。
他にも海外文学読書会を開催したい。

ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました✨

読書会の7月の予定は下記になります!
ご参加を希望の方はスケジュールをご覧頂きお申し込みをお願いします😊

hakata-book博多で読書会 福岡で最も敷居の低い読書会