第12回目のテーマ
第12回ブクラボ哲学カフェには、10名の方にお集まりいただき、「心」をテーマに対話を行いました。
メンタルコーチ、会社員、教員など様々な職種の方が集まり、年齢層も20代から50代までおり、多様性のある会になりました。
今回は、うつ病をはじめとする精神病について、課題本を参考にしながら患者が増えている要因や予防法について考えました。
テーマ1:心の病気とどう向き合うべきか
参加者の声
心の病気は、脳の性質や性格的な要因があるが、何がどれだけ本人に影響を与えているかは分からないので、カウンセリングだけに頼る、薬だけに頼るなど偏らない考え方を持って、本人が今より良くなりたいと思い続けることが必要ではないか。
参加者の声
うつ病があたかも悪いことのように思われているが本人にとっては休職で体を休める期間になったり、自分と向き合うことができる機会になり、周りが勝手に「可哀想」と認識してしまうところに問題があるのではないか。
テーマ2:生まれたことに意味を求めることは必要か
※健康や長寿を目的に生きる人が多いがそれは、何かを達成するための手段ではないかという著者の主張について対話を行いました。
参加者の声
生まれてきたことの意味は、自分が死ぬ直前にわかるので、今から考えておく必要はない。
参加者の声
とりあえずやりたいことをやりたいと思った時にやればいいと思うが、現実問題そうも行かない。夢と現実をどう折衷していくかが大事だと思う。
全体を通しての感想
参加者の声
①鬱は「ふわっとした」概念で言葉の定義が難しく、同じ関心を持つまわりの人がどう考えているかを知るいい機会になった。
②著者の長寿は目的ではないという考え方にはっとさせられた。
③利害関係のない当日たまたま会った人と話せるところが哲学カフェの醍醐味だと思った。
終わった後は、恒例の食事会。参加者で東南アジア料理を食べました。
パクチー擁護派とアンチパクチー派で激論が交わされました。笑
日頃思っているけどなかなか話す場所がないという参加者からの声にこれからもお答えして行きたいと考えておりますので、テーマのリクエストを随時募集しております。これからもよろしくお願いいたします。