第90回 読書会レポート『テーマ:ディストピア読書会』

今回のテーマ「ディストピア」

 

今回のテーマは「ディストピア読書会」
まず、ディストピアとはなんぞや?という方のために簡単にご説明を。
おいで、ウィキちゃん。

”ディストピアまたはデストピア(英語: dystopia)は、ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。”(引用元:Wikipedia)

参加募集の途中経過ではなかなか人が集まっておらず、「これは町田康読書会の再来か?」と危惧しておりましたが、蓋を開けてみると7名もの参加者(うち初参加3名)に集まっていただきました!

参加者の大半はディストピア小説に精通しているというよりも、ディストピアってなに?というところから入って、今回参加するために読まれた方や、過去に読んだものでディストピアに当てはまる本を考えてチョイスしてきた方などが多かったです。

そしてみなさん、どなたも勤勉な方ばかり。
「今回参加するにあたって、言葉の定義を調べてきました。」というマメな方が多く、主催者よりも詳しいんじゃないかと不安になりました。笑

今回ご紹介いただいた本

 

第90回博多で読書会で紹介された本

  • 『殺人出産』 村田沙耶香
  • 『華氏451度』 レイ・ブラッドベリ
  • 『動物農場』 ジョージ・オーウェル
  • 『残された人びと』 アレグザンダー・ケイ
  • 『それから』 夏目漱石
  • 『一九八四年』 ジョージ・オーウェル
  • 『宝石の国』 市川 春子
  • 『ボラード病』 吉村 萬壱

いや~、面白い。
なんですか、このチョイス。
というかこの写真美しくないですか?私にとってユートピアなんですけど←

ディストピア小説の読み方も、個々人の主観次第で如何様にも変化するようで「そういう読み方をするのか!」「そんな視点もあったか!」ということのオンパレード。
みなさんうーうー唸りまくっていました。笑

「なんか、ここにいるだけで頭が良くなったような気がする。笑」
というワードまで飛び出していました。笑

なかでも、個人的に異色といえるのが夏目漱石の『それから』のチョイス。
お伝えできないのが悔しいですが、脳内ビッグバンが起こっておりました。

全体の感想

 

今回の読書会でどの本にも通底しているなと思ったのは、物の見方次第で世界がおかしいのか、あるいは自分がおかしいのか。それが逆転する。どちらが「まとも」でどちらが「狂っている」のか。それは個々の視点次第だと。そしてそれは、どちらにも転がりうる危うさを持っているものなんだなと感じました。

終わり際、参加者の方に「テーマがテーマなだけに、もっと暗澹たる気持ちで帰っていく感じの会になるのかと思ってた。こんな楽しい気持ちで帰れるとは」とおっしゃっていたのが印象的でした。

たしかに楽しみすぎました。笑
ディストピア文学を集めたら、そこはユートピアになっていたのでした。


ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
いずれどこかの文化会でまたお会いしましょう。笑

今年も残すところあと一ヶ月となりましたが、ブクラボは12月もイベント盛りだくさんですよ~!

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