今日は初参加の方が2名おり、合計7名での開催となりました。
前日に雨が降っていたため天気が心配でしたが、幸いにも天気に恵まれてホッとしました。
初参加の中には私の同級生もおり、嬉しい気持ちと若干張り切ってしまって緊張感が上がっている中での読書会スタート。
雰囲気としては、参加者の方々の気質を表したようなほのぼのとした空気となり、1名1名じっくりと本の内容を聞くことができました。
紹介して頂いた本
『地下鉄(メトロ)に乗って』/浅田次郎
主人公の男性は、タイムスリップをして過去と現在を行き来しながら、死んだ兄の在りし日の姿や父親の生き方などを目撃し、対立していた過去と向き合っていく。
特に目に浮かんでくるような情景の表現方法は秀逸とのことです。
『ゼロ秒思考』/赤羽雄二
マッキンゼーの大手コンサルを経験している著者。
A4の用紙
『チャタレー夫人の恋人』/D.Hトレンス
時代は第一次世界大戦後のイギリス。
『フランケンシュタイン』/メアリーシェリー
フランケンシュタインとは、怪物の名前ではなく実は怪物を生み出した博士の名前です。
そんな紹介から、そうだったのか!と驚きがあり、また当時のイギリスでは女性作家は認められておらず理解を中々得られない作者と周りの人間に理解を求めながら拒絶され裏切られる怪物の姿が重なり、作者の背景を知っているとより奥深く読める内容だそうです。
『はらぺこあおむし』/エリック・カール
一度は読んだ記憶がある絵本ですね。
『植物はそこまで知っている』/ダニエル・チャモヴィッツ
植物には感覚があるのか?
というその謎に過去から現在までの最新の研究がまとめられている内容。
視覚、聴覚、位置感覚など多くの感覚について記載があるけれど、今回は聴覚についての紹介でした。
植物には人間の「難聴」遺伝子がある⁉という内容からハエトリグサには短期記憶がある⁉など驚きの内容でした。
矢野真千子さんの翻訳ということで買う人もいるらしいですよ。
本日の内容
一番の盛り上がりとしては、「フランケンシュタイン」が紹介された時になります。
フランケンシュタインといえば、ホラーなどのマッチョなイメージがあると思いますが、内容としてはフランケンシュタイン博士が生み出した怪物の自分の存在に悩む姿と孤独が描かれ、書かれた当時の時代背景もあってこんな内容だったのか!と驚きの連続でした。
紹介者の内容の伝え方の良さもあり、また今まで持っていたフランケンシュタインのイメージとのギャップがあって、今回「ぜひ読んでみたい」と感想が一番出た作品となりました。
また、子どもたちに絵本の読み聞かせを始めたという参加者もおり、実際に数ページ読み聞かせを実践してくれて、「どういった伝え方をしたらいいか」と意見を求めるという場面もありました。皆さん各々意見を言っていただき、こういった読書会の活用もとても良いなと感じました。本の良さがまた次の世代にも伝わっていく、そんな可能性も感じられる瞬間となりました。
ぜひ読み聞かせも頑張っていただきたいです!
感想
初参加の友人もこうした読書会に参加することは初めてで、一歩を踏み出すことに勇気が必要だったけれど、来てみてよかったと感想をもらいました。
読書会は、本を通して人と人とをつなぐきっかけにもなりますし、自分の中でちょっとしたチャレンジをするにも適しているのではないかと思います。
日常の生活とはまた違う価値観に出会える場や自分の言葉で表現する場など、色んな活用の場所として読書会も1つの選択肢になればいいな、と思いつつ無事に終わって本当に良かったです。
参加していただいた皆さん、日曜の午前中という貴重な時間に来ていただき本当にありがとうございました。
またご縁がありお会いできたときには、どうぞよろしくお願いします!
今後の博多で読書会の開催予定は下記になります!
ご参加を希望の方はスケジュールをご覧頂きお申し込みをお願いします😊
今回の主催者/廣田さん