今回は、8名の方にお集まりいただき、「自殺」をテーマに対話を行いました。
夏目漱石の『こころ』を読んだのきっかけに参加してくださった方や、自殺が周りにあたえる影響について興味を持ってくださった方もおり、非常に濃い内容の対話ができました。
今回はなぜ人は自殺をするのかについて対話しました。
以下、参加者からでた意見です。
参加者の意見1
自殺者本人しかわからず、周りの人の後からの考察は後付けにしかならないケースが多いとおもう。
自分を守りたいと思ったり、終わりにしたいという願望の先に自殺があるのではないか。
自分を守りたいと思ったり、終わりにしたいという願望の先に自殺があるのではないか。
心の底から死にたいと思っていいる時間は非常に短く、その瞬間は絶望の中にいるが、少し経つとどこかえ消えてしまう。絶望の瞬間に、周りが見えなくなり、自殺してしまうのではないか。
参加者の意見2
参加者の意見3
人は辛いことがあった時にうまいことその都度意味や理由をつけて乗り越えている。理由や意義付けができず、途方に暮れてしまった時に自殺してしまうのではないか。
次に、人は何を目的に生きるのかについて意見交換しました。
- 他人を幸せにしたい
- 何かプラスのものを残したい
- 人格的に成長したい
など自己成長や他者貢献を挙げる人がいた一方で、
- 高望みしすぎるとかえってうまくいかなかった時に苦労する
- 与えられた寿命を全うすることだけを考えれば良い
- 小さな身近な幸せを見つけるのが良い
と、今と向き合うことが大切との意見も出ました。
また、自殺を防ぐためには、解決できないと分かっていたとしてもとりあえず誰かに相談してみることや芸術(アートや音楽)とよりどころに自分と向き合うことで、辛くなった時に乗り越えられるとの意見も出て、前向きに考えるヒントを提示して下さった方もいました。
ご紹介いただいた音楽↓
今回はややデリケートなテーマでしたが、参加者の方がしっかり他者の参加者の声に耳を傾けてくださり、安心して自分の意見を発信できる環境が作れていたのかなと思います。
参加者の皆様ありがとうございました。引き続き興味あるテーマがございましたらご参加お待ちしております。
オンライン哲学カフェ開催スケジュール↓
ブクラボ哲学カフェ