今回は、6名の方にお集まりいただき、「人生の美味しいとこどりはできるのか」をテーマに対話を行いました。
哲学カフェそのものが初めてだった方や久々の参加者もいて、良い化学反応が起きました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今回は、かつては強固だった近隣住民間のコミニティーが失われ、自分の殻に閉じこもっている若い世代に、どう自分の帰還場所(感情の安定の場所)を再構築するかを論じた「就活原論」宮台真司著を参考に、「帰還場所とは何か」や「自分一人で生きていけるのか」について対話を行いました。
以下、参加者からでた意見です。
参加者の意見1
私はご近所付き合いをしたいとは思わないが、コロナが流行り、人と会うのか難しくなった途端、いざ自分が倒れた
時、誰も守ってはくれないと思い、利便性と孤独のバランスをどう取るべきか頭によぎった。
時、誰も守ってはくれないと思い、利便性と孤独のバランスをどう取るべきか頭によぎった。
近隣コミニティの維持には、自分から挨拶やたわいもない話を降って、仲良くなり、普段から助けを求めることが必要だと思う。その時、挨拶が面倒とか、助けられたらお返ししないといけないと言う罪悪感に駆られるとか考えると行動できないので、難しく考えないで行動することが大切ではないか。
参加者の意見2
参加者の意見3
ホームベースとはそもそもなく、家族や友人、趣味サークル活動も常に安定している保証はどこにもない。強いて言えば
ホームベースは常に変わるもので、それを維持・更新していく努力をしていくことが必要である。
ホームベースは常に変わるもので、それを維持・更新していく努力をしていくことが必要である。
今回の哲学カフェで参加者からの一言を聞いた際、「不安を想像力で超えていく」ことが必要と言う意見がポロッと出ました。
他の参加者が、非常に面白い言葉で、不安と想像力の関係性について深く考えたいと言っており、主催者の私も関心を持ちました。
不安は想像力で超えていけるものなのか、想像力があるから不安が増大するのか。
参加者の方はふと思いついただけだったようですが、とある言葉が他の参加者の方に影響を与えることができるのも哲学カフェの役割かもしれません。
一つの問いが新たな問いを生み出すので、引き続きテーマを深掘りしていく哲学カフェを開催していきます。
来月は「恋愛」をテーマに哲学カフェを開催します。
【第25回10月10日(土)】ブクラボ哲学カフェ「恋愛について」