第4回 読書会レポート 2018年1月17日(水)

第4回目の博多で読書会は、5名で開催しました。

今回初の平日(20時から)開催で企画してみました。
仕事終わりの方もいらしたかと思いますが、とても有意義なアフター20を過ごせました。
ご参加ありがとうございました。

今日は皆さん面白い経歴をお持ちの方ばかりでしたね。
仕事とNPO活動を掛け持ちしているシェアハウス住みの方。
ゾンビ映画を作ろうと動き出している方。
書店でアルバイトしつつ地下アイドル活動をしている方。

福岡には面白い方がいっぱいいますね。
自分の存在が薄くなりそう・・。

↓今日ご紹介いただいた本

①『時をかけるゆとり』(文集文庫) ■朝井 リョウ

Sさんが紹介してくれた本です。
2013年「何者」で第148回直木賞受賞。
最近だとその「何者」が映画化されたり、若いながら活躍が著しい著者です。

史上初の平成生まれの最年少受賞者の著者は、若者のツボを知り尽くしています(笑)。
当事者が経験してきたのか、学生時代のくすぶり・ひねくれた感じをかっこつけずに文章にモロに反映しています。
読んでいて怖くなることもしばしば(笑)。
この本は著者初のエッセイ集のようですが、痛快でひねくれた感じが「ゆとり世代」を代弁してくれているようです。


②『小さな習慣』(ダイヤモンド社) ■スティーヴン・ガイズ

私が紹介した本です。
お正月に帰省する際新大阪駅内の本屋で買った、今年最初に読んだ1冊。

自分のやりたいことをリスト化し、目標を立てる方は多いと思います。
関連する啓発本も多いです。
そしてその時によく出てくる言葉が「モチベーション」。
つまづいたときにモチベーションに頼るのは大切ですが、著者の考えは少し違います。
モチベーションはあくまで情緒的なものであって継続できるものではない。
栄養ドリンクと一緒なんですね。心強い味方。
だけど、それありきになってしまってはいけない。

だから自分の目標を達成したいと思ったときに一番有効なのが「習慣化」なんです。
脳は劇的な変化を嫌います。
けれど逆に言えば、一度習慣化したものは残り続ける。
毎日継続できるレベルに、目標を分解してみてください。
気付けば、あなたの目標は叶っています。


③『鏡の法則』(総合法令出版) ■野口 嘉則

Sさんが紹介してくれた本です。
テーブルに出された瞬間、「私も読んだことあります!」という声がいくつかありました。
何年か前に話題になった本のようです。

もともと著者がブログで筆頭していた記事でしたが、その評判がインターネットの口コミでどんどん広がり、8つの出版社から本にしませんか?という声がかかったとのこと。

主人公は息子のいじめで悩む主婦が、不思議なコンサルタントから「鏡の法則」というゴールデンルールを教わり実践していくというお話..。

私も触発され、早速帰り際本屋で購入しました。
とてもシンプルで、心に刺さります。


④『鋼のメンタル』(新潮新書) ■百田 尚樹

Yさんに紹介頂いた本です。
おっ。
2回連続の百田尚樹さんですね。
テレビやtwitterでの炎上はもはや定着しましたが、まさにこのタイトルで本が書ける作家なのではないでしょうか。
紹介いただいたYさんも、昔は一目ばかり気にする自分に悩んでいたようです。
しかしこの本を読み、考え方が変わったようです。

かくいう私も豆腐メンタル。
お腹も弱いのでバファリンと一緒に常備しておきたいですね。

読書会に誰も来てくれなくなってしまった時に、こっそり読んでみようかな。


⑤『蜂蜜と遠雷』(幻冬舎) ■恩田 陸

Tさんに紹介頂いた本です。
これは..!
ちょうど1年前ずっと本屋の一番目立つコーナーを独占していた直木賞受賞作。
私も読みたくて読みたくて、でもハードカバーで値段が高くて最後の一歩が・・。

Amazonで中古を見ても値段が中々落ちなくって。気付けば1年。
そんな本が目の前に現れれば、駅のホームで小学校の同級生に
ばったり合うような、うれしい悲鳴を上げずにはいられません(笑)。

かなりの超大作ですが読みごたえは充分なよう。
読書家のTさんがあえて選んだ1冊がこの本となれば、もう読まずにはいられませんね。


今日は会話上手な方ばかりでとても進行しやすい会でした。
(主催側からすれば非常に楽な会だった。笑)
人数が限られていれば、その分参加者の方々の個性が色濃く反映する会となります。
気付けば本以外の話で盛り上がったり、恋愛について真剣に語る場になったり。

それだけ色んな人が集まっているわけですから、当然かも知れませんね。
そんな時も強引に本の話に戻すのではなく、最終的に「この会に来てよかった!また来ます^^」と思っていただける会を作ることが、私の役割かなと思います。

次は第五回です^^

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