第35回 読書会レポート 2018年12月9日(日)

第35回目は10名(うち初参加3名)での開催となりました。

前回もけっこう遠方の方が多かったけれど、今回も山口や佐世保(?!)から来て下さった方がおられました。ありがとうございます(^^)

前日同じ会場でゲーム交流会をやっており少し寝不足気味でしたが、皆さんのお話が刺激的で眠気が飛びました。

今日ご紹介頂いた方↓(2つのグループに分けて行いました)

①漂流/吉村 昭

江戸時代、遭難した暁に無人島へ漂着した4人の生き様を描いたドキュメンタリー。
鳥島(とりしま)というアホウドリが多く生息する無人島でのサバイバル生活が始まります

事実に基づく話で、主人公の野村長平のモニュメントが高知県香南市で見れるようです。
絶望の淵から生還した方々のエピソードを知れば、少しだけ強くなれそう

あとAmazonのカスタマーレビューの高さがすごい。

②ランチのアッコちゃん/柚木 麻子

私生活・仕事とも上手くいかず落ち込む主人公が、先輩から一週間のランチを命じられる
そこから少しずつ前向きに変化していく様子を描いた短編集。

食事とその環境に変化を加えることで、人はどう変わっていくのだろう。

キャッチコピーはビタミン小説
身近にあるものだからこそ、形式ばった自己啓発本よりもパワーを与えてくれるのかもしれない。

③スプートニクの恋人/村上 春樹

みんな大好き有村架純。好き嫌い分かれる村上春樹。
本を読むきっかけにもなった1冊のようです。
激しい恋に落ちる22歳すみれが見たものとは..

これまで何度か紹介されてきましたが、村上春樹が好きな人は女性が圧倒的に多いです
言葉では表現できない感性的な訴えかけが女性の心にヒットするのかな。

つまり村上春樹の良さが分かる男=女性の気持ちに共感できる!
という法則を勝手に編み出してしまったよ。
これは村上春樹を読まないわけにはいかない。

④考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門/梶谷 真司

考えるとはどういうことか。
究極の問いですね。「よく考えろ」「考えることは大事」と言われるけど、
「考える方法」は誰も教えてくれなかった――。

「考え」をより深く追求するには、人と語り合うことが大事。
多くの社会問題を日々考えざるを得ない世の中では「考え」自体をやめてしまいそうだけど、人と話すことに重きを置くことで、同時にコミュニケーションも図ることが出来る。

答えが出ないモヤモヤは、人に話してみよう。

⑤からだにおいしい 野菜の便利帳/板木 利隆

私です。普段は本棚ではなくキッチンにおります。
料理をし始めようと思った時に参考とした買いました。

その野菜を美味しくするための適した保存方法や、どんな食べ方が栄養の吸収率を高めるかなど、読んだ後は早く野菜を使って料理したくなること間違いなし。笑

好き嫌いを基準にするのではなく、体調面から逆算してどんな野菜を摂取すればいいかを見つけて、パートナーベジタブルと命名するのが良い。


食にまつわる話題が多く、皆さんの食事制限やこだわりが聞けてためになりました(^-^)
必ず生きていく上で関わるテーマなので、全員が参加できる”食”というテーマは読書会のような初めて方々が集まる場所で適しているなと思いました♪