2018年読んで面白かった本〈7冊〉

皆さんこんにちは^-^
博多で読書会代表のオオニワです。
1年間の読書会で約300冊の本と出会ってきました。
自分の大好きな本もあれば、実際に手に取って読むものもあったり。

そんな中で、今年最も面白い!と感じた本は何でしょうか。
簡単な振り返りという意味で、今年のマイベスト7冊をピックアップしてみました♪

2018年に読んだ本の数

今年の読書量は57冊でした。
2017年が40冊(確か一昨年もそのくらい)だったので、通年よりもたくさん本が読めた年でした。

読書会を主催したことで、自分が普段手に取らないような本をよく読んだのも特徴でした。

本棚の公開だと、自分の性癖を暴露しているようで恥ずかしいのでやめときますw
別に変な本を読んでいるわけではないよ。

(どうしても気になるよという方がいれば、お会いした際にでも直接お尋ねくださいませ笑)

2018年、面白かった7冊

1.ジェノサイド(上)/高野 和明

紛争地域に駆り出された兵士のお話。
コンゴ共和国の内部紛争の現実に!?の連続で、ま~あグロい。
グロ部門では第1位。割り切って読まないと辛い部分もある。

サバイバルのリアルな事情とフィクションのバランスが程良く、目を話せないスピード感があった。

第7回目の読書会に登場しました。
第7回 読書会レポート 2018年2月15日(木)第7回 読書会レポート 2018年2月15日(木)


2.蜜蜂と遠雷/恩田 陸

ピアノコンクールを舞台にした4人のピアニストのお話。
著者渾身、文句なしの最高傑作! という謳い文句はまさに本物で、鳥肌が立った。
音楽という文字に出来ない媒体を臨場感満載に表現しており、見事としか言えない。
いや、悔しいかなその文章に終始嫉妬する。

変な言い方かもしれないけど、1,800円という決して安くないハードカバーへの対価をじかに感じられる本だった。

第4回目の読書会に登場しました。
第4回 読書会レポート 2018年1月17日(水)

※2019年秋に実写映画化もされるそうです。
参考 『蜜蜂と遠雷』映画化 松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が共演CINRA.NET


3.さよなら、田中さん/鈴木るりか

「才能」っていう言葉があまり好きではない。
「努力なんて意味ないんじゃボケ!」と言うようなキラーフレーズに聞こえてしまうから。

小学館主催「12歳の文学賞」史上初3年連続大賞受賞。
平成15年生まれの14歳スーパー中学生が書いた本。
お母さんと2人で過ごす日常が、虎視眈々と描かれる。
14歳だからこそ感じるものの見方への考察は、他の誰にもマネできない。

才能だね。


4.完全教祖マニュアル/架神 恭介, 辰巳 一世

古今東西の宗教を徹底的に分析。
教義の作成、信者の獲得の仕方、金集め、組織づくり、あらゆるシチュエーションを実践的に解説した完全宗教マニュアル。

これは面白い。皮肉がいちいち面白い。
笑えるんだけどためになる。
宗教とか難しいこと抜きにして、単純に面白く読める。

面白すぎてワークショップも企画しました。
第1回ワークショップ オリジナル宗教を作る読書会 レポート 2018年9月8日(土)

怪しい系・ゲテもの大好きな方はもちろんのこと、組織作りやリーダーシップを学びたい方にも新たな切り口を発見できる本です。


5.未必のマクベス/早瀬 耕

王として旅を続けなくてはならないという謎の宣告される主人公。
香港の会社へ出向を命じられる彼に立ちはだかる運命とは-。

不思議な小説です。
犯罪、恋愛、ミステリー、仕事、色々な要素が加わっており、他に類を見ない本

長くて少し難解な部分もあるので、人を選ぶかも知れません。

第14回目の読書会で紹介されました。
第14回 読書会レポート 2018年4月8日(日)


6.ぼくは愛を証明しようと思う/藤沢 数希

恋愛工学のマニュアル。
モテるためのノウハウが散りばめられた、賛否両論の恋愛本

いやいやこんなことできるかww
と一部非現実的な内容もあるけど、ためになる部分もある。

また男女の関係性だけでなく、人とのコミュニケーションの取り方にも通ずることがある。
仕事上での人間関係の構築や、1対1の会話が苦手な方には参考になるかと思います。

ただし内容的にかなり男寄りなので、女性は注意して下さい(笑)


7.魔法のコンパス 道なき道の歩き方/西野 亮廣

今や書いた本は全部売れる人キングコング西野さん。
それまでのイメージは、特に嫌いでもないし好きでもない。
もう1つの赤い本(革命のファンファーレ)を本屋で見かけない日はなく、なにかと話題になってるからまずはこっちから読んでみようかなと手に取った本。

生き方を真似することは到底できないけど、無限のパワーを貰えるよ。
世間の荒波に揉まれず頑張って欲しいな~と思った(何様w)

こういう人が沢山出てくれば、世の中の仕組みはガラッと変わるんだろうな。

来年読みたい本・ジャンル

ペースに拘らず、気になった本を1冊1冊読めればいいなと思います。

ジャンルで言えばSFやファンタジーをあまり読まなかったので、伊藤計劃さん辺り読んでみたいな。
あとはマンガかな。一番気になっているのは宇宙兄弟。
他にもジャンル問わずオススメの本があれば、是非読書会にて紹介してください(^^)

終わり