第1回 ブクラボ哲学カフェ開催レポート(2/11)

2月11日、第1回ブクラボ哲学カフェを開催しました。
参加者は定員10名の満席でした。
ご参加頂いた皆さんありがとうございました(^^)

題材本と出た意見

題材とした本は『君たちはどう生きるか』(岩波文庫 ■吉野源三郎著)
その第4章の一部を参加者全員で通読し、子供が生み出している「大きなもの」とは何かについて意見を出し合いました。

大人になったときに、社会貢献することへの蓄えが「大きなもの」という意見や、消費者として生産者を支えていることに価値がある等の意見が出ました。

「生産者」と「消費者」という枠にとらわれず、コペル君自身が生み出していることを考え続けることそのものが社会に価値を提供しているのではとの考え方もありました。

その後はポムの樹で懇親会をしました(^^)
ほぼ全員の方に来て頂き、先ほどの続きと空腹を解消しました。笑

参加者の声

一部参加者の方々からの感想です。

扱った課題本を読んでいませんでしたが、討論に必要な一部を読んだだけでも気づきや深みがありました!

難しい問いだからこそ自分なりに考えることの大切さが学べてました。
一つのテーマについて共有・発信できる場が少ないので、楽しかったです。

限られた時間で自分なりの答えを見つける、国語の授業を受けているような懐かしい気分になりました。

はじめての形式で、とても楽しかったです。またいつか参加したいと思います。
素敵な会を開いて頂き、ありがとうございました!

主催者の感想

主催してみて、本を読んでいない方も楽しんでいただけるような工夫がもっと必要であることを学びました。

時代背景や本の内容を簡単に紹介することで議論が場当たり的にならず、共通のテーマについて深く議論ができるのかなと実感しました。

次回予告

第1回目は「生きるとは」について考えました。

参加者から「自分は何のために働くのか見失っており、議論してみたい」との声があったので、第2回目は「仕事」をテーマに考える哲学カフェを実施することにしました。

課題本はまた後日アップします(^^)/
日程は3月2日(土)18時~20時を予定しております。


「ブクラボ哲学カフェ」は、誰でも哲学の魅力に触れることのできる「会話の場」です。

最近読書会の中で、哲学に関する本を紹介する参加者が増えて来ました。
1つ1つの内容が非常に奥深く、その場で議論が始まることもありました。
そこから、もっと時間をかけて「答えのない問い」を皆で考えられる場所が欲しいという参加者の声から開催に至りました。

ただ「哲学は勉強していないとわからない・難しい」という声も多いため、今回は哲学について全く知らない方でも楽しめるよう、ワークショップ形式で会を進めていきます。

題材となる本

『君たちはどう生きるか』岩波文庫 ■吉野源三郎著

「2018年上半期に一番売れた本」です。
2020年に宮崎駿が同小説をテーマにアニメ化することを発表してから、爆発的ヒットになりました。主人公「コペル君」が日常で感じたこと、考えたことを「おじさん」との対話を通じて成長していく物語です。

今回のテーマ

「自分はいかに生きるべきか」

目まぐるしく進む社会の中で、自分らしい生き方とは何なのか?

本の内容を参考にしながら、他の参加者と討論や意見交換を通じて、自分なりの解釈や考えを整理し、「明日からまた頑張ろう」と思えるワークショップなっております。

MEMO
当日は本を読んでいなくても参加頂ける内容になっております。海より深く「哲学」したい方は事前にお読み下さい。

開催概要

日程:2019年2月11日(月) 18:00~20:00

参加費:1,000円(※飲食代別)

開催場所:丸福珈琲店 博多阪急店
博多駅の博多阪急内4Fにあるカフェです。(HP)

定員:10名
(※5人以上のご参加で開催となります)

当日してはいけないこと

当日は参加者全員が安心し、居心地の良い会だと思える場作りのため、下記の注意事項がございます。

【してはいけないこと】

●人の意見を頭ごなしに批判する・決めつける行為

 

●人の意見を遮って自分の話ばかりする行為

 

●高圧的な態度

 

●本会における宗教・ネットワークビジネス等の勧誘、又は執拗な営業行為

 

●当日の無断キャンセル
※キャンセルの方は前日までにご連絡をお願いします。

主催者

名前:村上さん(あだ名は先生)

福岡市内の企業に勤める25歳の社会人。
読書会に参加する中で哲学に興味を持つようになる。
愛読書はハンナアーレントの『人間の条件』。