第73回 読書会レポートー『時代小説の魅力』ー

第73回目の読書会は9名での開催となりました。

感想レポート

場所は、丸福珈琲のナイスな雰囲気の個室です。
主催者として2回目のチャレンジになったのですが、前回同様参加者の方たちに助けられる場面が多かったです。
本当にありがとうございます~!

今回特に印象に残ったことが、みなさん言葉のチョイスが本当に良いってことです。
もちろん、読んだ本がベースになっていると思いますが、そこから自分の中で印象的な言葉や自分なりにかみ砕いた言葉など、「自分の中の言葉」としてまた人に伝えていく。その過程が読書会の魅力の1つだと再確認しました。

私の中で印象に特に印象に残った内容として、どうしても苦手な文章、嫌だと感じるものでも「まずはうっとりして、味わってみる」という言葉は日常生活の中でも役に立つ考え方だと思い、とても為になりました。

また、時代小説を紹介していただいた時の話で「時代小説は、時代を描いているのではなく、人間を描いているんだ」という感想にはハッとさせられました。
本の持っている力の中に、人間の生き方の手本にもなり、なりたい自分のイメージを形にするということもあるのだと思います。

本を紹介することで自分の中だけで終わらず、外に出していくことで自分の成長にもつなげていく。
そういった姿勢で自分の心に刺さった本を紹介して、そこからまた聞いた人たちの心にも刺さっていく。

こうした化学反応がリアルタイムで行われる場所が読書会の面白いところですね。
そんな場に主催者として立ち会えたことを光栄に思います。

みんなで作り上げていく読書会という場がもっと広がっていくといいな~とそんな気持ちになったひと時でした。

参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

紹介本の一覧

『むらさきのスカートの女』(今村夏子)
『人生が好転するマインドブレイク:コーチングセラピーであなたもきっと幸せになれる』(恩多限陽)
『金閣寺』(三島由紀夫)
『蜩ノ記』(葉室麟)
『グラフィック・デザイナーの仕事』(グルーヴィジョンズ、他)
『何者』(朝井リョウ)
『ノラや』(内田百閒)
『すぐ死ぬんだから』(内館牧子)
『五輪書』(宮本武蔵/訳:城島明彦)


ご参加頂いたみなさんありがとうございました✨

今後の開催予定は下記になります!

参加希望の方はスケジュールをご覧頂きお申し込みをお願いします

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