第8回 ブクラボ哲学カフェ開催レポート(8/18)

第8回目のテーマ

今回は映画「天気の子」をテーマに開催しました。
今までは本を題材に哲学カフェを行ってきましたが、初の試みとして映画を題材としました。

天気の子は小説にもなっており、映画と本を両方読まれた方、映画を何回も観た方等にご参加いただき、充実した会になりました。

今回は、主催者の方で特定のテーマを設定せず、参加者の方から映画を見ての感想や解釈、疑問点を挙げていただき、他の参加者が見解を話す形で進行していきました。

2時間、お店を追い出されるまでノンストップで話が進み白熱した会となりました。

以下、参加者から出てきた見解や解釈です。

参加者の意見や見解

前作「君の名は」と「天気の子」を比較しながた観た。
「天気の子」は結末を予想することが難しく、ハッピーエンド、バットエンドどちらをとるかで論点となる作品だったと思う。
「君の名は」は都会と田舎の対比が描かれていたのに対し、「天気の子」は大人と子供の対比が描かれていた。似て非なる作品では?

主人公の年齢層が大人とも子供とも言えない年令だったのが絶妙な設定だった。
大人として自立したく、突っぱしっていくシーンがある一方、まっすぐで周りが見えなくなるシーンがあったり、葛藤の描き方が上手だったと思う。

伏線の回収を見ている人にゆだねるシーンが多かった。
主人公の家族構成が明かされなかったり、雨が魚だったシーン、拳銃の役割等一つ一つ整理していきたい。

全体を通しての感想

参加者から、「友達とは面白かった、つまんなかったの2択の感想しかできなくもどかしかった。考察や疑問点をみんなと共有できて深く話ができてよかった」との声をいただきました。

参加者の方からお酒を飲みながら哲学したい!との声もいただき、白金のブックバーでの哲学カフェを開催することになりました。

詳細はこちら↓

参加者の皆様の声を反映した哲学カフェを開催していきたいと思いますので、今後とも題材にしたい映画、本、テーマなどどしどしご連絡ください!