今回初めて主催しました牧草です。
普段は参加者として読書会に参加しています。
テーマに「絵本」を選んだ理由
英語で書かれた絵本を読んでいるからです。
学生のとき英語の先生から、英語学習者用に書かれた洋書より英語ネイティブが読んでいる本を読んだほうが面白いと言われたことをきっかけに「twilight」という洋書を読みました。
そのとき、当たり前の事だけど学校で学んだ文法は英語圏で実際に使われているのだなと感じました。
そのまま継続すると英語を読む力が向上したのでしょうが、洋書は難しくて読むことを先延ばしにする状態が続きました。
ずっと先延ばしにするより絵本から始めようと思い、英語で書かれた絵本を読んでいます。
紹介して頂いた本
- Guri and Gura
- 『ぐりとぐら』中川李枝子
- 『おてがみ』中川李枝子
- 『アルバートのアルファベット』レイリー・トライオン
- 『つきよのおんがくかい』山下洋輔
- 『THE VERY HUNGRY CATERPILLAR』Eric Carle
- 『はらぺこあおむし』エリックカール
- 『Frog and Toad Are Friends』Arnold Lobel
- 『ふたりはともだち』アーノルドローベル
2冊持って来て頂いた方がいた事と主催者の本も合わせて、6冊紹介し合いました。
主催者が英語で書かれた本に関心があると知っている方は、英語版の絵本を持って来てくださいました!
『アルバートのアルファベット』
1番参加者の関心を集めた本でした。
アルバートくんが校長先生から学校の庭にアルファベットを作るように頼まれて木材、壁、石などを使ってアルファベットを作る物語です。
絵を楽しむ絵本で、文字は少ないのですが、それを材料に文字を作るのかという発想がとても面白い絵本でした。
大人が読んでも面白いですが、子どもさんにアルファベットから触れさせたいという方には子どもと一緒に読む本として特におすすめです。
『Guri and Gura』と『おてがみ』
偶然にも中川李枝子さんが書かれた絵本が2冊紹介されました。
実の妹である山脇百合子さんとコンビで『ぐりとぐら』『そらいろのたね』など書かれている方です。
『ぐりとぐら』
ぐりとぐらが作るカステラがとても美味しそうで、そのカステラを再現しているカフェがあると聞いたことがあります。
英語版ではそのカステラをcakeと訳されているようです。
英語に訳せる単語がないのであれば”Kasutera”と表記して注釈をつけてもいいのにと個人的に思いました。シンプルに子ども時代から知っている本だから懐かしいという感想でした。
『おてがみ』
複数のネコが自分のところへ飛んできた風船を膨らましていく物語。
子どもの頃から読んでいた絵本がなぜかずっと家にあって、その絵本を持ってきて下さったとの事でした。きっとお気に入りの絵本だったのだろうなと思います。
自分のところに風船が飛んできたからといって膨らまそうと思わない。風船を膨らませた後は、みんな風船について行き友達になるところが子どもらしくて良いとの事でした。
『THE VERY HUNGRY CATERPILLAR』
この題名をはらぺこあおむしと訳したところがすごいと紹介されました。
直訳すると「とても空腹な青虫」になるのかな?
お腹がぺこぺこのように音を表す表現が豊富なのはきっと日本語の特徴ですよね。
あおむしが最後に蝶になるのですが、そのページを蝶が羽を動かしているように動かすと子どもが喜ぶと、読み聞かせのコツを教えて頂きました。
主催の私は、この本を英語版と日本語版の両方を読んだことがあります。
英文法が好きなので自動詞lieが過去形layの形で活用されているのを見て、学校では不規則動詞としか習わなかったけれど、実際には日常的によく使われる動詞なのかなと思いました。
『Frog and Toad Are Friends』
Frog(かえるくん)とToad(がまくん)が川へ出かけたときの話を紹介。
Toadは自分の水着姿はとてもおかしいから見ないで欲しいとFrogへお願いします。
Frogは言われた通りにToadが川へ入るまで目を閉じていました。
ところが、川から出るときに周辺にいた動物たちがToadの水着姿に興味を持ち大笑い。友達のFrogもToadの水着姿を笑います。Toadは怒って家へ帰ってしまいますが、きっとその後もこの2人は仲良しだろうな。そう感じた物語だったので紹介させて頂きました。
全体の感想
参加者の方のみなさんに感謝です!
私が参加者として参加した読書会で知り合った方は、英語の絵本を持ってきて下さったり、今回初めて知り合う方も紹介される1冊1冊の本にとても関心を持って会を盛り上げてくださいました。
「絵本の読書会は初めてだから斬新で良い」
とポジティブな感想も頂いたので、また開催したいと思っています。
英語だけに限らず、子どものときから好きだった絵本がある人、シンプルな話が好きな方など様々な方と読書会を通じて知り合いたいです。
今後の博多で読書会の開催予定は下記になります!
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