第37回 読書会レポートー『無人島から国家まで』-

第37回目は7名(うち初参加2名)での開催となりました。

今年の1回目。
去年2018年までは読書会だけをするコミュニティでした。
今年からは読書会のみならず、福岡を盛り上げるコミュニティとして「ブクラボ」という名前に改名しました。

もちろん今までやっていたこの読書会も継続して開催します。
やる事は従来と同様で、皆さんの好きな本を持ち寄ってゆるく意見交換する読書会です。

今年はこの場でどんな本が紹介されるのでしょうか?楽しみです✨

MEMO
今回からレポートにタイトルを付けることにしました!

今日ご紹介頂いた本↓

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う/尾形 真理子

博報堂のコピーライターが尾形さんが書いた小説。
その場を連想させるこのタイトルも独特ですね。

路地裏にあるセレクトショップに行き、運命の一着を探す恋愛下手な女性達。
かなり女性目線な内容になっているそうで、男が読むと性の違いで意見が分かれそう。

少なくとも僕にはまだ、本気の恋を試着室で思い出した経験はありません。笑

旅猫リポート/有川 浩

野良猫のナナと、主人公サトルの物語。
瀕死の自分を助けてくれたナナはサトルと暮らし始めるも、ある事情からナナを手離すことなる。

過去の読書会でも一度登場しましたね(^^)
紹介頂いたFさんも家で猫を飼っているそうで、電車の中で読んで号泣されたようです(いいね!)。

人間と動物の絆の物語。
人間同士のドラマより、優しい涙を流せそう。

朝が来る/辻村 深月

長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。
朝斗と名付けた子どもはある日、ジャングルジムで一緒に遊んでいた友達を突き落としてしまい..

朝ドラのような爽やかさな物語を思い描いていたら、意外とシリアスで重みのあるテーマのようです。

「かがみの孤城」のヒットで一躍有名になった辻村さん。
そろそろ私も読んでみようかな~。

海辺の週刊大衆/せきしろ

漂流した無人島には、週刊大衆しかない。
設定がシュール。ただシュール..笑

週刊大衆という唯一のネタを最大限活用し、意味のない(?)物語が進んでゆく。
ケタ外れの想像力がないと、これだけで本書くの難しいだろうな。
“無気力文学”の鬼才と呼ばれている著者、中身のない本に敢えて挑戦したい時にどうぞ。

また、同じ夢を見ていた/住野 よる

「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに送る物語。
キャッチコピーに現実味があり惹かれます。

先入観というものは恐ろしい。
住野よるさんと言えば「君の膵臓を食べたい」・「青くて痛くて脆い」
四季を匂わせる鮮やかな表紙とタイトルから勝手に女性作家だと思っていました。
好物はパピコなんだって。好物のセンスすげえ。

国家の品格/藤原 正彦

2005年11月出版。
265万部超えのミリオンセラーで、翌年年間ベストセラー1位になる。

当時中学生だった僕は「なんだこのかたくるしい本w」と、読みもしないのに偉そうに踏ん反りかえっておりました。
そして14年ぶりに出会ったわけですが、そのイメージを覆す日がやって来ました。

この本には読書することの重要性・必要性を強く訴えており、本を読む時間が楽しくなるような、そんなメッセージが込められているそうです。
これからはより胸を張って読書をしていきたい。


新年一回目ということもあり、冒頭皆さんに「今年の目標」をお話し頂きました^^
「4月から新しい仕事になるのでそれに向けた準備をしたい」という方。
「痩せたい」という方。
中には「読書会を主催したい」という方もいましたね☆
「何かを始めよう」という気持ちが最も高くなっている時期なだと思うので、その熱を保ったまま2019年を過ごしたいですね🎵

とても前向きになれた1日でした!

★本日の読書会の様子
今日ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました(^^)/