第41回目は6名での開催となりました。
学びの多い会となりました。
読書会も40回以上開催しているし、話すことには慣れていると思っていたんだけど、自分まだまだだな~(笑)。
皆さん自分の考えを、自分の頭の辞書と体験から引き出して伝えるのが非常に上手かったです。
また北九州から来られた方で、北九州で読書会始めたい!という方がいましたね。
この読書会も北九州方面から来て下さる方多いので、「北九州で読書会」始めようかな~。
今日ご紹介頂いた本↓
「第41回 博多で読書会」
6名での開催でした📚大学教授の方に参加して頂き、言葉選びの巧みさに感銘を受けました。
ノンフィクションが真実であるとは限らない。全ての情報を鵜呑みにせず、ちゃんと自分で考えて判断せねばならんなぁ〜。#博多で読書会 #ブクラボ pic.twitter.com/49wZhGS8Q0
— 博多で読書会📕 (@book_hakata) February 3, 2019
柚子の花咲く/葉室 麟
一人の武士の遺骸が河岸で見つかった。男は村塾の教師・梶与五郎。かつての教え子・日坂藩士の筒井恭平は、師が殺された真相を探るべく隣藩へ決死の潜入を試みる―。命がけで人を愛するとは、人生を切り拓く教育とは何かを問う、感動の長篇時代小説。
北九州小倉出身の作者さん。
時代小説作家ですが、2017年12月にこの世を去りました。
人の成長・才能が開花するのは時間がかかる。
それは当たり前。
柚子の花が咲くのにだって9年もかかるのだから。
境地まで達した人でないと出てこない感、に惚れた。
鹿の王(上)生き残った者/上橋 菜穂子
冒険ファンタジー。
医学・環境・生と死、本当は我々が関心を持たなければならないキーワードを、動物の世界を通じて教えてくれる。
当事者意識を持ってお話しをされるSさんの発表がとても面白かった。
常日頃から自分の考えをしっかり持たれている思慮深さに刺激を受けました。
バトル・ロワイアル/高見 広春
社会現象にもなった大作。
映画は国会取り上げられ、平成初期生まれの僕ら世代は必ず知っている。
特にマンガのグロテスクな描写は衝撃的で、古本市場で震えながらページをめくっていた中学生の私。
これまで全く本を読まなかった、多くの新規ユーザーを取り込んだ小説でもあり、そういった意味で貢献度はすごい。
読書離れの解消には、このくらいキャッチーな本が必要なのかな。
福岡市を経営する/高島 宗一郎
福岡市高島市長の初著書。
なぜそれを実行したのか、という政策への考え方が具体的に書かれている。
長く政治家を続けるには「何もしないこと」というフレーズが印象的。
荒波立てずに挑戦というリスクから避けて過ごすことが、正しい選択の時もある。
しかしそれを破っていこうという市長の挑戦は、とても励みになりますね。
鋼の女 最後の瞽女・小林ハル/下重 暁子
生まれた時から何も見えない。
そんなハンデを背負いながらも力強く生きたハルさん。
自分だったらどうするか?
状況に置き換えて想像することができない貴重な体験を知ることが出来る1冊です。
未来の年表/河合 雅司
人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。
不安を煽るというマーケティングの常套手段から話題を呼んだ本(と勝手に思ってる)。
本に書いてあることは正しい。
そんな先入観から、読了後は全てを鵜吞みにしてしまいがちです。
しかし内容全てが正しいわけではない。
それを論じたもう1冊「未来年表 人口減少危機論のウソ」という本も合わせて紹介頂きました。
一番危ないのは、わかったつもりでいること。
答えを求め続ける姿勢が、大切なんですね。
何を読んだのかではなく、自分がどう感じたのか。
そこにオリジナリティが生まれ、人の人生観が反映します。
今日は大学の先生が参加されたということもあり、知と探求に溢れた会となりました(^^)/
次回の読書会は2月6日(水)です🎵
まだ募集中ですので、お時間ある方は是非ご参加ください(^^)